ハシカワクチンを受けましたか


八王子市医師会公衆衛生部
 現在八王子ではハシカが流行しています。
 ハシカとは3から4日の発熱、咳、鼻、目やにが続き、一旦解熱しますがすぐに発疹と再発熱し、更に4日ほどして色素沈着が残り治癒する病気で、昔は「命さだめ」と云われ恐れられた病気です。現在でも年間80人ほどの死亡者がいると思われます。合併症は肺炎、中耳炎、脳炎等ですが、麻疹脳炎は千人に1人ぐらい発生し、脳炎患者の4人に1人が死亡し、2人がマヒや知能障害が残り、4人に1人しか完全に回復しないと云われています。
 医師会で7月始めに調査をしたところ、2週間で66例の発生が報告され、生後4ヶ月児が最年少で、40才の入院例が最高齢でした。平成2年頃にMMRワクチンの副反応騒ぎの影響と、平成7年から勧奨個別接種に法改正があった関係からか接種率が下がり、6才から15才の小中学生に多発しておりました。
 罹患児66名の内62名がハシカワクチンを接種していませんでした。
 ハシカワクチンは、抗体獲得率は98%以上と言われ、副反応は7日前後に発熱、発疹がみられる程度で安全なワクチンの一つです。
 咳、鼻、熱がひどく、合併症の心配をし、父母の看護、欠勤,休園などを考えると、 ワクチンで予防できるのですから、積極的に受けることをお勧めします。
(奥富 武尚)